雇用調整助成金の申請手続の更なる簡素化について

<助成額の算定方法の簡略化>
 雇用調整助成金の助成額の算定方法が難しいとの意見を踏まえ以下の簡略化が図られました。
 1.小規模の事業主(概ね従業員20人以下)については、「実際の休業手当額」を用いて、
   助成額が算定できるようになります。
   ※ 「実際に支払った休業手当額」×「助成率」=「助成額」
 2.小規模の事業主以外の事業主についても、助成額を算定する際に用いる「平均賃金額」の
   算定方法が大幅に簡素化されます。
   (1) 「労働保険確定保険料申告書」だけでなく、「源泉所得税」の納付書を用いて
     1人当たり平均賃金が算定できることになります。
      ※ 源泉所得税の納付書における俸給、給料等の「支給額」及び「人員」の数を活用し、
        1人当たり平均賃金(「支給額」÷「人員」)が算出されることになります。
   (2) 「所定労働日数」を休業実施前の任意の1か月をもとに算定できることになります。