2016 年 7 月

雇用保険の基本手当日額の変更 ~8月1日(月)から実施~

厚生労働省は、8月1日(月)から雇用保険の「基本手当日額」を変更する。
雇用保険の基本手当は、労働者が離職した場合に、失業中の生活を心配することなく再就職活動できるよう支給するものである。「基本手当日額」は、離職前の賃金を基に算出した1日当たりの支給額をいい、給付日数は離職理由や年齢などに応じて決められている。
 今回の変更は、平成27年度の平均給与額(「毎月勤労統計調査」による毎月決まって支給する給与の平均額)が平成26年度と比べて約0.43%低下したことに伴うものである。具体的な変更内容は以下の通りである。
【具体的な変更内容】
基本手当日額の最高額の引下げ
基本手当日額の最高額は、年齢ごとに以下のようになる。
(1)60歳以上65歳未満 6,714 円 → 6,687 円 (-27円)
(2)45歳以上60歳未満 7,810 円 → 7,775 円 (-35円)
(3)30歳以上45歳未満 7,105 円 → 7,075 円 (-30円)
(4)30歳未満       6,395 円 → 6,370 円 (-25円)

平成28年度地域別最低賃金額改定の目安について ~ 目安はAランク25円、Bランク24円、Cランク22円、Dランク21円 ~

第46回中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられた。
【答申のポイント】
(ランク注ごとの目安)
各都道府県の引上げ額の目安については、 Aランク25円、Bランク24円、Cランク22円、Dランク21円 (昨年度はAランク19円、Bランク18円、Cランク16円、Dランク16円)。
注.都道府県の経済実態に応じ、全都道府県をABCDの4ランクに分けて、引上げ額の目安を提示している。現在、Aランクで5都府県、Bランクで11府県、Cランクで14道県、Dランクで17県となっている。

一般職業紹介状況(平成28年5月分)について

【ポイント】
 ○ 平成28年5月の有効求人倍率は1.36倍で、前月に比べて0.02ポイント上昇。
 ○ 平成28年5月の新規求人倍率は2.09倍で、前月に比べて0.03ポイント上昇。